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【アニメレビュー】女神が自分の信徒たちに“魔女扱い”される!? 『このすば!』9話は最終回に向け“暴徒たち”が絶好調! いよいよクライマックスが近づき、前話にも増してモブたちに豪華な声優陣を起用したり、内容的もヒートアップしてきたTVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』(TOKYO MXほか、以下、『このすば』)。第9話「この不浄な温泉街に女神を!」をご紹介! いろいろな苦難を乗り越え、休養のため温泉で有名という水の都・アルカレティアに到着したカズマ(声:福島潤)たち御一行。しかし、アクア様(声:雨宮天)を信奉しすぎて強引な入信勧誘もいとわない、街の(頭のおかしな)人々の攻勢に打ちのめされたカズマたち。 前話ではカズマと別行動をとっていためぐみん(声:高橋李依)も、まるで魂の抜けてしまったかのような状態で、元気なのはエリス教徒アピールをし、子どもたちから石を投げられることで悦ぶダクネス(声:茅野愛衣)という惨状で、カズマが「責任者出てこい! 説教してやる!」とアクシズ教団の本部でブチギレ! しかし、教団自体もやっぱりおかしく、対応した女プリースト(声:原紗友里)はカズマの純情を弄んだうえ、「最高司祭は布教活動という名の遊び……アクア様の布教に出ています」と、徹頭徹尾変な人しか集まっておらず、ここまでたった3分ほどのアバンで、この教団もうだめだー感がハンパない。 一方、自分を熱心に崇拝してくれる街にいるだけあって、上機嫌なアクア様は懺悔室で人の悩みを聴く“プリーストごっこ”にご執心。信者の数が女神の力になるということからエリス教に(胸の大きさで)行きかけぐらついている男性信者に「エリスの胸はパッド入り」と教えてディスるゲス女神ぶり(ここのアクア様の口の動きの丁寧な作画がすごかった)を披露。 まったく悪びれていないアクア様に、カズマがアクア様のコップを割ったことや、高級酒すり替え、さらには旅に出る前にエリス教のプリースト募集(これはカズマの嘘だった)を告白され、毎度の泣きながらお詫び。アクア様の表情が実に豊かで、天ちゃんの演技も緩急がついてて、ばっちりハマっており、1度目観たときはただ笑えるだけであったが、2度目にじっくりと観ると思わず唸ってしまう出来栄え! そして、いよいよお待ちかねの温泉シーンへ。さすがにめぐみんとダクネスがいきなりカズマと一緒に入ってくれたりはしないが、カズマが向かった先には、ちゃんときれいなエルフっぽいお姉さんが! 恥らうことも遠慮することもなくガン見、お姉さんに何か言われても「おかまいなく」とイケボで返すカズマさんはまさに男の中の男。 そのお姉さんの隣にいた、アクシズ教団の勧誘にげんなりしている男性役は津田健次郎さん。アイキャッチの「このすば!」を熱く絶叫していたが、ここからこれでもかとギャグを畳みかける怒涛の展開へ! 女湯を覗こうとしていたカズマVSめぐみん&ダクネスとの攻防、温泉を浄化してしまい恨みを買って泣いてるアクア様、さらにはアクア様に抱きつかれて消滅しかけているウィズ(声:堀江由衣)が“デュラハンの人”魔王軍幹部のベルディア(声:安元洋貴)から「来いよ! こっち来いよー!」と三途の川の向こう側っぽいところから勧誘されているシーンなど、テンポよく笑える『このすば』らしい展開が繰り広げられた。 そんな中、アクア様が街の広場でアクシズ教徒を前に演説を始める。温泉に毒が混ぜられ魔法軍の侵攻を受けていると熱弁するのだが、温泉を普通のお湯に変えてしまったことを指摘され一転して不利な立場に。演説をぶつアクア様の隣にはなぜかダクネスがいて、小声で同意させられる。最近は悦びの声ばかりだったダクネスだが、ここでは久しぶりにかやのんの可愛いボイスもゲット! 批判の声がひどくなり、アクア様はついに自分のことを女神と正体を明かしたもののもちろん信じてもらえず、アクシズ教信徒たちの怒りはさらに炎上! 宿に戻ったアクア様の前に大量の信徒が「女神を騙る悪魔め!」「魔女狩りだ!!」と、女神が自身を信仰している信徒たちに、魔女扱いされるというミラクルな大ピンチの中、次回に続く! という引きに。 エンドクレジットを観ているとツダケンがさんが演じたのはハンスと、その隣にいたおねーちゃんはウォルバクで甲斐田裕子さんと、それぞれ名前が用意されており、今後も関わってきそうな雰囲気。 なお、前回はモブ扱いで十把一からげな感じだったが、藤田咲さん、渡辺明乃さん、生天目仁美さん(ちょむすけの兼役っぽい)、小倉唯さん、南央美さん、なんだかんだでレギュラーの稲田徹さんといった豪華声優陣が演じたモブたちも「アクシズ教のおばちゃん」やら「同級生を名乗る女」などの(ひどい方向で)名前ありにランクアップ(?)。 ラストの次回予告を、今回もゆんゆん(声:豊崎愛生)も今回もちゃっかり担当と、とにかく耳が幸せな1話となった『このすば!』第9話。次回最終回は、どんなオチが待っているのか、そしてさらなる豪華声優の投入はあるのか、あわせて楽しみにしたい。 「キューポッシュえくすとら」、ピンク・白・黒色のフリル水着ボディが登場 コトブキヤが展開するデフォルメ可動フィギュア「キューポッシュ」の「キューポッシュえくすとら」シリーズより、ピンクと白と黒色の「フリル水着ボディ」3種が2017年7月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格はそれぞれ2,700円(税込)。「キューポッシュ」は、2、3頭身のデフォルメキャラクターによるポケットサイズの可動フィギュアシリーズ。小さな体に首、肩、肘、手首、腰、股、膝、足首の豊富な可動域と足裏のマグネットによって専用ベース上での自由なポージング、充実の付属品でさまざまな表情や印象的なシーンを再現できる。これまでに『魔法少女まどか☆マギカ』『艦隊これくしょん -艦これ-』『THE IDOLM@STER』といった人気作品のキャラクターが、続々と立体化されている。 「キューポッシュえくすとら」シリーズは、「キューポッシュ」シリーズの遊びが広がる着せ替えセット。「フリル水着ボディ」は腹部に関節がある可動範囲が広いタイプのボディで、水着のパレオは取り外し可能となっている。また、フリル付きのサンダルも付属。加えて、差し替え用手首とクリアーブルーの台座および支柱(足裏マグネット対応)が同梱される。 商品価格は各2,700円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2017年7月を予定している。なお、ピンク色の水着ボディのみ「コトブキヤショップ」(秋葉原館、大阪日本橋、オンラインショップ)の限定商品となる。 | |